◆内日地区まちづくり協議会設立について◆
内日地区は下関市の中心に位置し、鬼ヶ城をはじめ、竜王山、狩音山、笠ヶ岳、六万坊山等の山々に囲まれ山紫水明で、自然豊かな地区であります。内日地区特有の地形と豊かな水源に恵まれた当地区には、広大な農地が広がっており、中でも稲作農業が盛んで、約500世帯の過半数が農家です。
また内日水系の内日貯水池は、下関水道発祥の地でもあり、水道創設当時に整備された水道施設は、平成10年に国の登録有形文化財に登録されています。
そして内日地区では女性が運営する企業組合「うつい工房」や、最近では「うついの里にこにこ市場」での地元特産品の販売を始め、様々な地域活動を行ってきました。
一方で、社会を取り巻く環境は大きく変化し、少子・高齢化、人口減少、核家族化、個人の価値観の多様化などにより地域のつながりは希薄となり、様々な課題が生じてきました。
このことは当地区も同様であり、子育て支援、高齢者問題、防犯、防災対策が懸念される中、地域活動への参加者が減少するなど、様々な問題を抱えています。
これらの課題を解決するには私たち地区の住民が、改めて地区を見つめ直し、地区の課題について考え、行動し、行政と協働を図りながら課題を解決していくことが必要であると考えます。
内日地区としても、これからのまちづくりを進めるうえでまちづくり協議会の設立は必要であると判断し、市が主催した、各地区における「まちづくり集会」の参加者を基本にして、まちづくり協議会設立準備会を立ち上げ、協議会の設立について検討するとともに、地区の課題や活性化について情報共有の取組を進めて参りました。今後は、地区のつながりを深めるための情報発信、産業振興や環境保全、暮らしの安全、高齢者や子どもの福祉、イベントによる活性化対策などを行い、よりよいまちづくりを行います。
内日地区における様々な課題を、住民の力を結集して、地域の特色を活かしながら、様々な分野において、お互いに知恵を出し合いながら、課題の解決を図り、「安全」、「安心」、「元気」なまちの実現を目指し、内日校区におけるまちづくり協議会を設立します。