今年度も、まち協主催のまちづくり研修会を、11月24日(土)に開催しました。今回の講師は、音楽療法士 坂井 玲子先生で、演題は『音楽を活用した認知症予防』でした。約2時間の講演中は内日公民館の講堂に笑いと歌声が響きわたり、坂井先生のお人柄もあってか何とも楽しい時間を過ごしました。講演が終わった後の感想にも参加者の皆さんから、こんな研修ならまたやってほしいというご意見が多数寄せられました。
講演の前半は、プロジェクターを使用しながら、認知症についての講義を聞き、脳を活性化させる簡単な手遊びをしました。坂井先生は「うまく出来なくても、できなーいと笑うこと、できなくて頭を混乱させることがすごく大切!」とおっしゃっていました。また話すこと、歌を歌うこと、リズムを取ること、体を揺らすことなど、普段の生活でも何気なくやっていることが、実は認知症の予防になっているそうですよ。
後半は、懐かしい歌を歌って(聴いて)昔を思い出す『回想療法』という認知症の予防法を体験しました。…といっても難しいものではなく、昭和の歌謡曲のミュージックビデオ(カラオケ映像)を見ながら、一緒に歌ったり、手拍子を打ったりするものでした。この歌が流行った時、世の中ではどんな出来事があったのか、自分はこの時何をしてしたのか、懐かしい1曲から記憶の糸をたどってその時にタイムスリップした気分になった参加者のかたも多かったのではないでしょうか。
午後からの研修会といえば、睡魔に襲われがちですが、この日はどなたも下を向くこともなく常に体のどこかを動かして、目がとても生き生きとしておられました。
今回のまちづくり研修会は、とても楽しく明るく身になる内容だったと思います。
本当に楽しかった!
坂井玲子先生 ありがとうございました!
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