去る10月15日(日)に内日地区まちづくり協議会のまちづくり研修会が内日公民館3階講堂で開催されました。今回は、講師に[貴和の里につどう会]代表の吉村利道様をお招きし、『貴和の里につどう会の生い立ちと活動について』という演題でご講演をいただきました。
吉村様は内日地区のお隣、菊川町樅の木・道市・轡井の3集落を拠点に、人口減少で高齢化し農林業が衰退していく現状をどうにかしないといけないという熱い思いを持って、20人余りの会員とともに[貴和の里につどう会]を立ち上げられました。古民家再生利用や、農業体験者の受け入れ、耕作放棄地の解消など、これまで10年間にわたって多方面からの協力も仰ぎながら、自分たちで何かできることを少しずつ新たな試みを取り入れながら活動してこられました。その信念と強力なリーダーシップ、新しいことに挑戦する意欲と共鳴する仲間との絆、1時間30分の講演の中に内日地区が抱える問題を解決するヒントが随所にちりばめられており、特に活動の苦労話には聴衆の皆さんも大きくうなづきながらお話に聞き入っておられました。
″限界集落に近い年齢構成、労働力の不足、活動人員不足、鳥獣被害、荒れた耕地や山林、いずれを見てもたやすく解決できるものは何もありません。しかしながらこのまま放置すればまもなく集落は崩壊してしまいます。(…中略)地道にそして出来ることから手がけていき、ここに住んでよかった、皆と一緒に活動できてよかったと喜べるようになりたいと思います。″
これは吉村様の当日配布資料に書かれていた言葉です。
吉村様の今までの活動のご苦労を思うと貴和の里が活性化することを願わずにはいられません。そして、内日地区の現状も待ったなしの状況です。吉村様のお話を胸に刻んで、まちづくりを前に進めていきましょう!
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