7月9日(日)内日神社にて今年の五穀豊穣を祈る御田植祭が行われました。
はじめに午前10時より神事が執り行われ、その後近くの神饌田に移り、内日中学校の女子生徒11名による早乙女の田植舞が奉納されました。最後に、早乙女の手により早苗が植え付けられました。
この日は大雨の影響で、神饌田での田植え神事が予定通りに行えるか心配されましたが、皆さんの願いが通じたのか、どんよりとした曇り空ではありましたが、無事に神事を終えることができました。また今年も内日産の美味しいお米や野菜が豊作でありますように...。
この日にむけて内日中学校の女子生徒の皆さんは、休日返上で田植え舞の練習を重ねてきました。代々の先輩方から受け継いできたこの伝統ある行事をしめやかに執り行わなければいけないという緊張感と同時に、今どきの中学生らしい笑みが時折こぼれて、ほほえましくもありました。
内日地区は少子高齢化が進む地区ではありますが、この未来ある中学生の姿と、植えられたばかりの早苗が風になびく様子を重ね合わせ、この輝きを絶やしてはいけない、この先もずっと育てていかなければならないという思いに駆られました。人が生きていく上でなくてはならない米や野菜を作る方法は先人からずっと受け継いできました。子ども達はこの教えをまた次の世代へと受け継いでいく宝です。地域の伝統ある行事にふれ、ふるさと内日に誇りを持ち、ふるさと内日を愛する子ども達を私たち大人が育てていくことが、今一番必要なことではないかと身に染みて感じる一日でした。
この内日御田植祭の模様は各社新聞にも掲載されましたので、ご紹介いたします。
また、朝日新聞に掲載された写真を撮影された 中野英治様から、写真をご提供いただきましたので、下記のフォトギャラリーに納めさせていただきました。
中野様は、下関市彦島でフォトメッセンジャーとして活動されており、ご自身のホームページにも内日御田植祭の写真を掲載されています。 (写真撮影:中野 英治 様)
中野英治様のホームページは【神人写楽】で検索できます。
※※写真の無断使用や無断転載はご遠慮ください。
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